フローメディア・twitter : #twitterconf @pstyのプレゼン感想

テンプレ

第2回Twitter研究会の感想(≠まとめ)です。
発表そのものはustとかtogetterとか転がってると思うので適当に探して見てください。

プレゼンの内容

楽天での社内Twitterの取り組みは「ウィキノミクスの思想を 会社に取り入れる」というお題から、社長と社員のコラボレーション で始まりました。製品導入(テスト中)の中での、Twitterの評価点は何か? の気づきと奮闘を共有させていただきたいと思います。

フロー情報としてのtwitter

 社内のフロー情報を交換するツールとしてtwitterの仕組みが秀逸ですね、という話。ここでいうフロー情報とは給湯室の会話的な業務未満の情報のことだと思う。


 フロー情報が継続的に流れ続けるためにはtwitterでいうところのタイムラインの流量が必要。タイムラインの流量は参加者の人数×post数だから、まとまった数の参加者が必要。まとまった数の参加者を生み出すためには、2つ条件があると思う。


 1つはユーザにとってのメリット。1人辺りのpost量に影響する。何らかのメリットがあればユーザは率先してツールを利用する。この場合のメリットって損得以外の、楽しいとか私役立ってる感みたいなもの。*1


 もう1つが先述の学習コスト。参加者の人数に影響する。twitterを利用する上で覚えなければいけないお作法はあまりないので、すぐ使える。


 この両方が噛み合ってなければ駄目で、前者だけでは広く普及しないのでフロー情報を交換するツールとしては役だたず、後者だけではすぐタイムラインが詰まる。

なぜ給湯室の会話が重要なのか

 ところでそもそもフロー情報を循環させなければならない理由は何かというと、それは身内になれるから、だと思う。


 かつて中国出身の友人に聞いたことには、日本の企業は外様に対して情報共有をしぶる傾向が強いんだそうだ。身内になるまでの時間がかかりすぎるので、「普通の人」が戦力になるまで時間が余分にかかっている気がする、んだそうだ。


 で、身内になるためには共通体験をしなきゃいけないんだけど、それが発生する率を上げるためには、フロー情報を高速で流すのがよい、と言うことなのだと思う。


 これは普通に考えれば自明のことかと思うのだけど、にもかかわらず、これらの話は形式知化されていないので、「業務にどういう風に役立つの?」みたいな質問が出てくる。速効性があまりなく、また情報漏えいなどのデメリットがあること、また会社主導でこういうことを始めても、「監視されてる感」があるからかな、と思う。また、「業務に関係ないことはどうかと思う」みたいな雰囲気が強いとこれはブレーキになる。また、その他の待遇面が芳しくなく、このチームに深入りしてもメリットがない、と構成員が感じてしまっているような場合も同じくブレーキになるだろう。

ストック情報への転換

 フローに対してストックという言葉がある。フロー情報の中で後に役立つような情報に関しては蓄積・ストックしていくことで情報共有を円滑に仕様という試みだ。


 フローとストックの比較はタテ・ヨコの軸で考えると解りやすいと思う。フロー、横軸というのは「今」何が起こっているのかを水平に伝える機能。ストック、横軸というのは「過去」「未来」にどんな情報が有用か、どんな経緯があって今があるのか伝える機能だ。

 
 twitterでこのフローのストック化を担っているものは大きく分けて二つあると思う。1つが Favotter/favstarなどのふぁぼりの蓄積サービスやbuzztterなどの大まかなTLの流れを読むサービスTL全てが読めなくてもハイライト的にフロー情報がキャッチできるというもの。もう1つがtogetterだ。これはpost同士の関連性を有る程度関連付けながら保存できる。


 個人的にはこれらのサービスと噛み合せて初めてフロー情報が有効になってくるように思う。現状のtwitterコピー系のサービスはtwitter的な機能だけで完結してしまっておりこの辺の連携までは徹底されていないように感じる。


 twitterAPIを駆使してさまざまな外部サービスと連携できる、その拡張性も大きなポイントのように思われる。フローが適切に循環し始めたら、フローからストックへの流れを円滑化する仕組みが、次に考えられるべきなのかな、と思った。

*1:モチベーション3.0参照